自然素材の家はアレルギーがある子供でも安心して過ごせる

自然素材の家はアレルギーがある子供でも安心して過ごせる
子供のアレルギーの増加が指摘されて、かなりの時間が経っています。
その原因の一つが住環境であり、新築住宅に住み始めてから発症あるいは悪化するケースも少なくありません。
この問題を防止するには家を自然素材で建てる選択も有効です。
自然素材とは無垢材や珪藻土、漆喰などです。
同じ木材でも合板や集成材は接着剤を使用しており、それに含まれる揮発性有機化合物を原因とするアレルギーもあります。
この揮発性有機化合物は、新築住宅ほど高濃度になる傾向があり、これによる体調不良をハウスシック症候群と呼びます。
木材だけでなくビニールクロスや防腐剤、シロアリ駆除剤なども体に悪影響を及ぼします。
その点で無垢材や珪藻土、漆喰は自然素材ですから化学物質を出すリスクがありません。
無垢材のフローリングであれば化学的なワックスではなく、自然素材で手入れすることもできます。
蜜蝋や米ぬかなどを使って磨き続けると、味のある見た目になることも魅力です。
珪藻土は調湿性があるからカビを防止するので、その点でも体調不良を招きづらいです。
自然素材の家は親子3世代にとってそれぞれ快適
自然素材の家はそれだけでも十分に魅力的ですが、3世代で考えてみるとそれぞれに魅力があるといえるのではないでしょうか。
親世代は子供と安心して暮らせますし、子供も自然素材で安心感と快適性が得られます。
空気が綺麗になって呼吸が楽になる機能を持つ素材も少なくないので、リラックスできたり集中力が増します。
これは呼吸器の負担が減ることと、勉強などの集中力が求められることが捗ることを意味します。
祖父母にとっても呼吸が楽にできるのは良いことですし、持病を抱えていて肺が良くないという人にも安心です。
住宅は家族や財産を守るものですが、健康にも直結しますから、購入を考えるなら楽に快適に過ごせる自然素材に着目したり検討することをおすすめします。
自然素材はただ天然なら良いというわけではなく、性能の評価による具体的な数字で、本当に健康的かどうか確認することが大事です。
例えば健康を害する化学物質が揮発しないこと、逆にシックハウスに関わる化学物質を吸着したり、無害化することが確認されている素材を選ぶのが賢明ではないでしょうか。